top of page

ウィーン国立音大の声楽科の入試について【先生探し(レッスンの謝礼の相場なども)】

更新日:2023年3月5日

こんにちは。ソプラノの櫻井愛子です。


ウィーンで過ごした3年間は、私にとって刺激にあふれた日々でした。思い出は数知れませんが、やはりウィーン国立音大で学んだことは私にとって大きな宝となりました。このコラムはただの雑記録程度ですが、今後ウィーン音大への留学を目指す方のちょっとした参考になれば幸いです。 当記事では、入試前、いや留学には避けては通れない【先生探し】についてお話します。


(写真は恩師たちと同門の生徒たちとの修了記念パーティー)


どのように先生を探すか


ウィーン国立音楽大学の大学院では、Gesang科に所属する声楽のテクニックを重点的に見てもらう先生と、自分の専攻(Lied科に所属するならLied科、オペラ科ならオペラ科)の先生、そしてコレペティの先生と沢山の先生方に教わる機会を持てます。 入学してから沢山の時間を共に過ごす先生との相性は非常に重要です。歌の先生に関しては、パンデミック以前は色々な先生の門下部屋に突撃し授業を聴講させてもらいながら、どの先生が自分に合っているか考えるチャンスがありました。しかし2022年現在聴講は難しいので、先生の演奏スタイルやご経歴などを見て、一度レッスンを受けてみたいと思う先生を探してみましょう。


ウィーン国立音大の声楽科のサイト(2022年2月現在)で先生方の一覧が見られます↓ 声楽科の先生一覧 Gesang | Institut für Gesang und Musiktheater (mdw.ac.at) オペラ科の先生一覧 Musikdramatische Darstellung | Institut für Gesang und Musiktheater (mdw.ac.at) リート・オラトリオ・コンサート科の先生一覧 Lied-Oratorium-Konzert | Institut für Gesang und Musiktheater (mdw.ac.at)



また、コレペティの先生は各門下に1人(あるいは2人)専属でいらっしゃいます。基本専攻の先生とペアなので、コレペティの先生とは入試前にコンタクトを取る必要はないと思います。 ただ、入試の前にコレペティを受けることは可能で、入試本番の伴奏をお願いすることも可能です。私は入試の際、Gesangの先生にコレペティの先生をご紹介いただきました。





レッスンの約束の仕方


「一度レッスンしてもらいたい」と思う先生がいる、或いは見つかった方は、まずは先生に直接連絡してみることをお勧めします。 先生方のメールアドレスは上記のサイトの経歴の下に書いてあります。先生とのアポイントメントはパンデミック以前は直接門下部屋に突撃するのが一番有効でしたが、今はメールでまずは連絡を取るのが確実だと思います。ただ皆様ご多忙のため返信が来るかどうかはわからないので、返信がない場合何度もメールしてみることが重要です。

まずは一度レッスンを受けてみたいという場合も、メールひとつでアポイントメントを取ることが可能です。 ・氏名 ・声種 ・レッスンを受けたい旨 ・簡単な音楽歴(日本の音大を卒業しました、程度) ・電話番号(出来たら) の内容を明記すれば大丈夫だと思います。言語は英語かドイツ語で。外国人の書くドイツ語にも慣れている方ばかりなので、「失礼な文になってないかな...?」と心配する必要はありません。 レッスンは対面が望ましいとは思いますが、パンデミックの影響でオンライン授業にも対応されているかもしれません。入試もオンラインの今、日本にいながらウィーンのレッスンを受けることが出来るかも...


レッスンの謝礼について


レッスンの謝礼ですが、教授クラスだと大体1時間60~80ユーロが相場なのかなと思います。 ただ、1時間100~120ユーロとおっしゃる先生もいらっしゃるので、心配な方は受ける前にいくら包めば良いか伺ってみましょう。 また、日本のように新券で封筒に入れてお渡ししなければならない、というマナーはありません。例えば封筒もなく、お財布から折れたお札を出して渡したとしても何も思われません。渡された裸のお札を普通にそのままお財布にしまわれます(笑)


レッスンまで行かずとも、実はタダで先生に声を聴いてもらえる有難いシステムがあります。「Vorsingen」といって、つきたい先生の門下に入れるのかどうか確かめられる、入試前に是非利用してほしいシステムです。詳しくはこちらの記事をご参照ください。 最後までお読みいただきありがとうございました!

ご感想・ご質問などのコメントもお待ちしております。


櫻井愛子



bottom of page