こんにちは、ソプラノ歌手・ボイストレーナーの櫻井愛子です。
新学期となり、気持ち新たに将来のことを考えてみる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は留学を考えている方にとって最も不安材料となりえる、「語学レベル」について、自分の経験を元に話してみようと思います。
※本記事は2021年までウィーンに留学していた筆者の個人的な経験に基づく内容ですので、ご参考程度にご覧ください。
目次
結論
まずは押さえておきたい点
筆者の経験(入学前)
筆者の経験(入学後)
出川さんに学ぶコミュニケーション術
結論
ドイツ語B2は大学院修士課程留学において最低限あった方が良い語学レベルだが、英語が同レベル、あるいは出川哲朗さん並みの非言語的コミュニケーションに長けた人であればその限りではありません。
まずは押さえておきたい点
学校によっては入学時あるいは1ゼメスター後にある一定の語学レベルを示さなければならない場合があるので、自分の入りたい学校の募集要項をよく見てチェックすることをお勧めします。 (例:ウィーン国立音楽大学ではGoethe-ZertifikatあるいはÖSD ZertifikatのB2を1ゼメスター終了までに取得が入学条件です)
筆者の経験(入学前)
2月 留学開始直前B1を日本にて取得。
4月 留学開始。ウィーンに住み現地の語学学校に通い、タンデムパートナーを3人にお願いしSprechenの対策をする。
7月 現地にてB2の試験を受け始める。案の定Sprechen(会話)だけこの後4回も落ち続ける。
→留学開始時にはB1を取得した状態でしたが、長期滞在の場合必要な諸手続き(滞在ビザや保険、銀行口座開設、住居の契約etc.)は完全に語学力不足でされるがままでした。レッスンは平易な単語で説明してもらっていたため、なんとか理解できていました。
筆者の経験(入学後)
10月 B2に受からないまま入学。座学が意味不明すぎて泣いて過ごす
11月 B2に晴れて合格。5回も通ったせいで試験会場の人と顔なじみになりハイタッチして共に喜ぶ(ちなみに点数は合格ラインギリギリ)。その後も座学には苦しみ続ける。
→実際B2ギリギリ合格レベルだと入学後座学(私の場合特に文学史と西洋音楽史)はかなり厳しい闘いを強いられることを覚悟してください。ただウィーン国立音楽大学に関しては非常にインターナショナルな学校で、公用語は英語なのではないかと思ったほどでした。なのでウィーンに関しては英語が喋れたら大体なんとかなります。
出川さんに学ぶコミュニケーション術
留学で感じたことの1つは、語学力は間違いなく大事だがコミュニケーション力はそれだけではないということです。
留学中一時帰国した折に、テレビ番組「世界の果てまでイッテQ」の名物コーナー「出川イングリッシュ(英語があまり得意ではない出川哲朗が、外国であらん限りのコミュ力を駆使して外国人に道案内してもらう、という内容)」を見て泣けたことがありました(笑)。出川さんのキャラ、人の懐に入る巧さ、ボディーランゲージでもなんでも良いから言いたいことを伝えようとする気概、本当に素晴らしいと思いました。
とにかくコミュニケーションを取ろうとする姿勢、それさえあれば絶対なんとかなるし留学生活充実間違いなしです。
実際言葉に不自由だと歯がゆいですが、卑屈になる必要はないです。外国という未知の世界に踏み出している、そのご自身のチャレンジ精神を褒めてやってください。
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